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あの人、この人 | INTERVIEW 07 すごく自由な学校だったんですごく楽しかったですね。

短大10回生 坂本三知子さん 接骨院勤務

邦友会誌 Vol.24(1995.3)に掲載された記事より

秋も終わりに近づいた11月末、私たちは岐阜県大野郡白川村平瀬でご主人の接骨院を手伝っていらっしゃる短大10回生の坂本三知子さんの所にお邪魔しました。平瀬は東海北陸自動車道、美並ICより国道156号線を北上すること1時間30分、荘川村を抜けた先の、合掌造りで有名な白川郷の入口にあります。山あいのこの小さな町で暮していらっしゃる坂本さんに、いろいろお話を伺いました。

東邦短大の思い出は?

すごく自由な学校だったんで勉強するというよりは、遊びに行っているようなもので、すごく楽しかったですね。原先生のゼミだったんですが、原先生は、地理がすごく詳しくて、私の実家がある岐阜県真正町やそのまわりの土地の話をよく聞かせてもらったんですよ。ゼミの時間はすごく楽しみでしたね。

平瀬で暮すことになったきっかけは?

以前、主人は岐阜市内で接骨院をやってたんです。私はそこの受付で働いていて、結婚してからも岐阜市内に住んでいたんですが、主人は長男なので実家のあるこの平瀬に帰ることになり、平成6年4月に越してきたんです。

住んでみた平瀬の印象は?

短大10回生 坂本三知子さん  短大10回生 坂本三知子さん

まだ来て半年ですけど、夏はすごくいいですよ。今年の夏は猛暑だったから、地元の人はすごく暑いと言っていましたけど、岐阜市内のあの蒸し暑さを思えば天国でしたヨ。ちょっと虫が多いですけどね。 冬はまだ過ごしたことがないんですけど、話によると雪深く、とても寒いそうですので、これから初めての冬との戦いが始まりますね。今住んでいるこの家は荘川村から運んできたもので、築300年になるんですよ。たぶん、この辺りでは一番古い建物だと思いますが、来年取り壊す予定なんです。古い家だから、すごく広くて住み心地もいいんです。何より落ち着くんですよね。大きすぎて寒いのが難点だけど、私はすっごく気に入っているんです。なくなるのは残念ですね。ここ広瀬は人口が少なく、子供の通っている小学校は一学年6人、全校学生36人というとても小さな学校なんです。その上中学校までしかないので、高校に上がる時には外に出さなければならないんです。また、主人と二人だけの生活になるのも、そう遠くないですね。

この近所での観光やレジャーには行かれましたか?

忙しくてどこにも行ってないんです。普段は10時近くまで仕事があるし、日曜日も月に一度位しかここにいないのでなかなか出掛けられなくて…。でも暇を見つけて家の周りの山菜や草花を摘んだり、ツタを丸めてリースを作ったりして楽しんでいます。人込みの多い所に出掛けるよりは、この辺りを歩いている方が楽しいですよ。
ここは山に囲まれていますけど、私も主人も海が大好きで岐阜市内にいる頃は、いつも若狭の水晶浜へ海水浴に行っていたんです。ここからは富山の方が近いんですけど、やっぱり水晶浜に行きたくて、昨年の夏も夜中に出発して水晶浜まで行ってきたんですよ。

毎日、排気ガスとビルに囲まれて暮している私たちにはうらやましい限りですね。私たちはこの日、坂本さんのご主人のお母さまが接骨院の隣で経営されている民宿「助九郎」でお世話になりました。ご主人のご実家は、もともと農家で、約25年程前ここ平瀬に温泉が湧き出たのをきっかけに民宿を始められたそうです。お母さまが一人でやってらっしゃるので、あまり多くのお客様は受けられないとの事ですが、温泉はもちろん露天風呂もありお料理もとてもおいしかったです。ちなみに料金は、一人7,000円(入湯税・冬期暖房代別)になっております。平瀬の春は新緑がとてもすばらしく、特に5月あたりは森林浴や山菜採りに訪れる方が多いようです。夏はとても涼しいので避暑地としても最適だし、近くにはスキー場もあるので、冬も楽しめそうです。毎日、都会のホコリにまみれて暮しているあなた、たまにはこういう自然の中でのんびりしてみてはいかがですか?

最後に皆さんにメッセージをお願いします。

元気にやっておりますので、皆さんもお変わりなくお過ごしください。

取材を終えて

ご協力いただきました、お母さま、ご主人そして坂本さん、本当にありがとうございました。 取材を終えた翌日、前日からの雨がいつのまにか雪に変わり、辺り一面白銀の世界になっていました。思いもよらないこの出来事に、スキーが大好きな私は“スキー板を持ってくればよかった!!”と後悔しきり。でもすてきな所なので、ぜひまた行きたいと思います。

(担当、仲)