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卒業生情報

あの人、この人 | INTERVIEW 16 親子のコミュニケーションの大切さをミュージカルを通して訴えて生きたい。

短大9回生 成田知英さん カフェテラス「ななどし~」経営

邦友会誌 Vol.28(1997.3)に掲載された記事より

今回は愛知郡長久手町でカフェテラス「ななどし~」を経営されている9回生の成田知英さんの所にお邪魔しました。
成田さんは奥様が講師をなさっている榊原ダンシング・ポインツの主宰もされており、ミュージカルのプロデュースや演出など多忙な日々を送られているようです。その成田さんに色々なお話を伺いました。

家族構成は?

妻と子供3人。中学1年生、小学2年生と保育園の年長。3人とも男の子なので毎日が修学旅行の夜のような状態です。

東邦短大に入ったきっかけは?

本当は大阪芸大に推薦入学が決まっていて、そちらに入学する予定だったのですが、入学をひかえた2月に急に母が倒れ大阪に行くのが難しくなってしまったので、豊田の実家から通えて経済的にも親に負担をかけないで自力で行ける学校をと選んだのが東邦短大でした。 高校の頃から絵を描くことやデザインをすることが好きで、レタリングや平面構成・立体構成などの通信教育を受けていました。グラフィックテザインに憧れていたのですが短大に入り自分よりすごい人たちに出会いあきらめました。

学生時代の思い出は?

毎日夜遅くまでアルバイトをしていたので、学校ではよく居眠りをしていましたね。あとバレー部に所属していたので毎日部活動に励んでいました。
今だから話しますが、卒業制作の作成のために寒いお正月の時期、友人と2人で部室に泊り込んだこともありました。

このお店を始めたきっかけは?

学生の頃、今でいうカフェバーのようなお店でアルバイトをやっていたんですが、そこでディスコのオーナーと知り合い、その後彼のお店で店長として1年間働きました。ディスコを辞めた後、豊橋で4年間今と同じようなお店をやって資金を貯め、12年前にここ長久手に土地を買ってこのお店を建てました。
学生の頃のアルバイトが本業になったという訳です。
(今の仕事はデザインとあまり関係ないような気がするのですが…)
色々役立っているんですよ。このお店の設計も自分でやったし、チラシ作りや料理の盛り付けなど大いに役立っています。

ダンス教室の活動について教えて下さい

週4回、長久手のスーパーアオキの2階などでクラシックバレエ・ジャズダンス・モダンダンスを中心に教えています。
呼吸法と内面から生まれる動き、インパルワーク(自己を見つめ、感じた事を素直に表現する事により鋭発性を創り上げる事を目的としたメゾット)を取り入れた指導方法により、現代社会の課題でもある心と身体の解放、人の痛みを感じる事などに結びついていく事ができる集団作りを理想としています。
ミュージカルグループとしての活動は、尾張旭文化会館・芸術創造センターや芸術センターなどで、500~1,000人の観客を集め公演しています。現在は毎日塾に通い、親や周りから過大な期待をかけられた子供の心の声や内面的なものをテーマに制作しています。営利団体ではないのでほとんどボランティアですが、脚本や裏方の仕事などお手伝いしてくださる方を募集しています。

将来の目標は?

今まで、ミュージカルのテーマとしてアパルトヘイトや核に関する事など、現在の世の中で問題になっている事への批判を中心に取り上げて来たのですが、最近周りを見て思う事は、親子のコミュニケーションが上手くとれていない家族が多いのではないかということです。親の考えを子供に押しつけたり、子供の気持ちが親に届かなかったりと、親子の意見の食い違いがよく見られます。親になったために忘れてしまった子供の頃の気持ちをもう一度思い出し考えてみる。そういうことをミュージカルを通して世間に訴えていければと思っています。

お休みの日は何をしていますか?

町内でやっているバレーボールの練習や試合に行くことが多いです。あとはもっぱら子供の遊び相手をして過ごしています。

最後に卒業生へのメッセージをお願いします

元気にやっておりますので、一度遊びに来てください。

取材を終えて

お店の中には奥様のお父様が描いたという大きな絵や知人が作ったオブジェなどが飾られていて、こういうお仕事をしていてもデザインや芸術に触れられる事はたくさんあるんだと改めて感じました。ぜひ皆さんも一度訪れてみてください。
最後になりましたが成田さんお忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました。

(担当:仲・阿部)