personal27短大33回生 伴佳江さん
あの人、この人 | INTERVIEW 27今何か迷っている人がいたら、じっくり悩んでみてください。
短大33回生 伴佳江さん
幼稚園教諭
今回のあの人この人は、33回生伴佳江さんをご紹介します。東邦短大を卒業後、保育を勉強し、今は三重県四日市市にある桜あおい幼稚園で幼稚園教諭をしていらっしゃいます。今回幼稚園の方にもご無理を言って、伴さんが保育をしている写真を撮らせていただきました。この仕事の大変さが伝わるといいのですが、併せてご覧ください。
Qプロフィール
三重県桑名市に住んでいます。マイカル桑名や長島も近いんですよ。三姉妹の長女です。
短大卒業後、保育の専門学校に通い、今は三重県四日市市にある私立の幼稚園に勤めています。背が低いので友達には「通勤じゃなくて、登園してるんでしょ。」とからかわれながらも、かわいい子どもたちと楽しい日々を過ごしています。
Q保育士になろうと思ったきっかけは?
「おおきくなったら、ようちえんのせんせいになりたい。」卒園の時にそう書いているので、小さい頃からの夢であったことに間違いはないと思います。高校受験の時もその事は頭の片隅にありました。でも私は、ピアノも絵も苦手。保育の道を目指すには致命的に思えて、違う進路を考えた訳です。でも、短大時代にしていたスイミングスクールのコーチと塾講師のアルバイトで、子どもたちと関わるうちに「やっぱり私は機械(パソコン)を相手にするよりも、子どもを相手にした職業に就きたい!」と強く思いました。いろいろと悩んだ結果「大好きな子どもたちのためなら、苦手なピアノだってきっとがんばれる!」そう思って進学を決めました。
Q短大時代の思い出は?
短大へは、正直なところサークル活動を楽しみに通っていましたね。(笑)軽音部でボーカルをしていて空き時間や放課後は、しょっ中トレーニングルーム(部室)にいました。軽音部は仲が良くて、練習のために部室に行くと言うよりも、みんなでそこにいるだけで楽しかったんです。今でも連絡を取り合っています。いい友達に出会えました。そして、いい先生方にも出会えました。大学生になって先生と関わることなんて、講義以外にないと思っていたのですが、プライベートな相談にのってもらい楽しく話をさせていただいた先生が何人もいます。中でも就職相談室の増田さん(当時)にはとてもお世話になりました。私が保育の道に進学を決める時、親身になって話を聞き、応援し、的確なアドバイスをして下さいました。違う道に進もうとする私の不安を消し、パワーを与えて下さり、増田さんがいなければ今の自分は存在しないと思います。
Q専門学校ではどうでしたか?
専門学校での授業は毎日4時限あり、どの授業も出席をとるし、席も決まっていて高校生のような生活でした。幼稚園や保育園など中には泊り込みの実習もあり、本当に大変でしたが、時間をかけて見つけた本当にやりたいことだったのでがんばることができました。今までの人生の中で一番勉強したんじゃないかと思います。そして、専門学校の学園祭では実行委員長なんてこともやってみました。ただ、自分が歌いたかったからステージの企画・運営をして自分が出演してしまったっていうだけなんですが…。(笑)念願だった一人暮しもしましたし、とにかく充実した2年間でした。
Q幼稚園教諭になってどうですか?
すごく大変です…。(苦笑)今年2年目で、年少25人クラスの担任になったのですが(昨年は副担でした)毎日が本当に早く過ぎてしまいます。家に帰っても、その日の反省と新しい日案、おたより作りなどやることは山積み!実習のときも大変だったので覚悟はしていましたが、妹に「私は絶対幼稚園の先生にはならない!」と言われる程、毎日くたくたです。でも、すっごく楽しい!大好きな子どもたちに「ばんせんせい♪おはよう!」って言われたら“今日も一日がんばるぞ!”って思います。4月には号泣しながら登園していた子どもたちが、今は笑顔で登園し、お手伝いまでしてくれるようになりました。子どもたちの成長に驚かされます。まだまだ勉強不足なので、今は時間があれば本をたくさん読みたいですね。
Q卒業生のみなさんへのメッセージを
♪僕にとってプラスかマイナスか
♪決めるのは僕自身なんだね
♪上手く行かない方が多いのは当たり前
♪つまずいてもまた立てばいいさ
♪期限切れの夢などはないから大丈夫さ
♪信じた道をただ進むだけ
私の大好きなアーティストの詩です。私が短大に行ってから保育の道に進んだことを「遠回りしたね。」と言う人もいますが、私はそんなふうに思ったことは一度もありません。楽しい楽しい寄り道でした。今何か迷っている人がいたら、じっくり悩んでみてください。そして、何事もプラス思考で楽しんで生きましょ♪
取材を終えて
取材当日は子どもたちの内科検診のため時間に余裕のない中、ご協力ありがとうございました。見ていた私たちが、とっても疲れてしまいました。これからも子どもたちと一緒に楽しんでくださいね。
(担当:平原・稲垣)