大過もなく無事に退職を迎えることができ、大変喜んでいます。
これまでに複数の大学に勤務しましたが、この大学が最も長く、しかも自分の好きなことを自由にさせてくれた大学ということで感謝の気持ちでいっぱいです。
本大学は、私の可能性を十分に広げてくれました。理科の実験教材の開発が専門だったのですが、理科室が少なく、実験が十分にできませんでした。そこで、実験室の要らない数学の道に走ってみました。黄金比の研究で、国際誌に1本だけですが論文が載りました。不自由だったことが、幸運を運んでくれました。それも、本大学がのびのびと自由に研究させてくれる環境があったからできたことであり、非常に感謝しています。
保育関係の講義をもち、実験道具を使った活動はできず、折り紙などを使った活動を考える過程で、数学を研究する道に入っていきました。折り紙で新しいことをしようと思うと、どうしても図形の問題になります。また、数学には、理科実験のような体感できる活動が手薄であることに気づき、身近な物を使った数学的活動の開発に傾注しました。そこから、黄金比の研究に至りました。教員採用試験の問題を解説するときにも数学を研究していたことが役立ちました。
最後に、私の教員生活は、本大学の教職員、学生によって支えられてやっと続けられたことであり、自分だけでは到底続けられなかったことと思っています。これからも本大学が益々発展することを心より願っています。
resignation別辞
教育学部 柿原聖治教授
退職のご挨拶
