resignation別辞

教育学部 矢内淑子教授

退職のごあいさつ

2007年4月、人間学部新設とともに就任しました。人間学部子ども発達学科、教育学部子ども発達学科と合わせて14年間の勤務でした。中国地方の岡山から元気な名古屋へ、地域社会に貢献できる人材を養成したいと夢を膨らませて参りました。当時は、職員の方々も若く、教職員一丸になって大学をよくしていこうという、熱い思いを共有したスタートでした。関係者の方々に心からお礼を申し上げます。
在職中は、音楽関係の授業以外にも、学外での新入生オリエンテーション実施計画に始まり、多くの学部行事や幼稚園実習、学生委員、生協委員、学生寮委員、吹奏楽団の部長として多くを学ばせていただきました。開学当初は地域との関わりを重視して、学生たちと地域行事や集会に積極的に参加、学生たちで名東児童館のクリスマス会を企画・運営できるまでになりました。教職員による図書館コンサートや地域の方々との合唱も懐かしい思い出です。
大学の校歌作成にも関わらせていただきました。学生・教職員から地域や大学への思いの言葉を収集して、作詞家・作曲家に依頼して誕生しました。愛知東邦大学35周年記念式典に学部学生で新校歌を披露しました。今後も、学生・教職員の方々によって歌われることを願っています。構内は建物も立派になり、学びの場としての大学に一新しました。学生寮も立ち上げから関わりましたが、学生による運営も軌道に乗り、地域のゲストハウスとしての役割を担うまでになりました。
2021年度、教育学部教員体制も充実いたしました。今後世の中はより一層少子化が進み大学を巡る状況は一段と厳しい時代を迎えますが、その中においても愛知東邦大学がより一層充実・発展し、地域の方々からも愛される大学であり、多くの学生が学びを深め巣立っていくことを確信し、更なる発展、繁栄を祈念して、退職のご挨拶にかえさせていただきます。

教育学部 矢内淑子教授
別辞へ戻る
邦友会育英奨学金のご案内