resignation別辞

人間健康学科 谷村祐子准教授

退職に際して

2020年度末をもって退職いたしました、人間健康学部の谷村祐子です。2014年度より7年間、愛知東邦大学に在籍いたしました。在籍中は、皆様方の温かなご支援・ご協力によって、大過なく教員生活を過ごさせていただきました。この場をお借りして、関係する皆様に御礼を申し上げます。教職員の皆さんはとても温かく近い距離感でお仕事させていただき、「人」に恵まれた職場だったと感じております。また、学生の皆さんには着任当時は驚かされることも多かったものの、学生との対話のコツみたいなものがなんとなく分かってからは、そのやり取りの中で私にはない発想や考えが非常に面白かったことが特に印象に残っております。
現在は東京にある「国立スポーツ科学センター」にて研究に従事しております。本センターは「国際競技力向上」を目的としているため、トップアスリートに対しての業務がほとんどです。しかし、親会社的な「日本スポーツ振興センター」はその名の通り「スポーツ振興」とアスリートのためだけでなくスポーツを通して地域社会の活性化を図るための組織です。愛知東邦大学での経験は、いわゆる「普通」にスポーツをしてきた人、もしくはスポーツをしていない人と関わる経験も多く、そういった視点は現職に生かせるのではないかと思っています。一方で「国際競技力向上」には、選手となった個人の能力や環境も大きいですが、国全体がどのくらいスポーツをしているか、スポーツをする余裕があるかも大きいと私個人は考えております。現況、スポーツ現場だけでなくコロナ禍で様々な方がご苦労されていると思います。一刻も早く、このような状況が落ちつきまして、それぞれのお立場の方が目的に最適な活動ができることを切に願います。
最後になりましたが、愛知東邦大学という名前が、課内・課外活動を通じて関東まで轟くことを期待しています。7年間、本当にお世話になりました。

人間健康学科 谷村祐子准教授
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