resignation別辞

人間健康学部 髙柳伸哉教授

退職のごあいさつ

愛知東邦大学には2016年4月から着任し、2022年3月まで6年間、心理学の教員を勤めさせていただきました。掲載した写真は2021年度卒業会でゼミの学生と撮ったものですが、マスクをしながらでも、こうした式典や対面授業を開催できるようになってきて、あらためて直接関わりあうことの重要性を感じる機会となりました。
振り返れば、前任までは医学系大学における特任教員として、自治体や外部機関との連携による研究・支援活動に励む日々でしたが、愛知東邦大学で初めて専任教員として採用いただいてからは、授業や学部運営はもちろんのこと、各種委員会やイベントの実施など、様々な運営活動にも携わる機会をいただき、大学教員として幅広い経験を積むことができました。また、2019年度から開始した公認心理師対応カリキュラムの構築にあたっては、心理の先生方だけでなく、学部執行部や医療・福祉に関連した先生方、総務課・教務課をはじめとした職員の方々にご理解・ご協力をいただき、何とか進めることができました。今年度が4年目の完成年度となりますが、引き続き非常勤講師の立場から心理職を目指す学生の指導・サポートを行ってまいります。
今年の4月からは、愛知教育大学心理講座に着任いたしました。現職の環境と比較すると一層、愛知東邦大学は小規模であることを生かし、学生と教員間はもちろんのこと、教員同士や職員の方々とも顔の見える距離感で物事に取り組むことができ、学生への手厚いサポートや保証人との個人面談など丁寧な関わりに力を入れておられることを実感いたします。こうした個別の配慮は近年どこの大学においても重要な支援となっているため、ここでの経験を今後の学生指導・支援にも活用してまいります。
最後に、授業や研究、委員会業務等でお世話になった先生・職員の方々、不慣れな私の問い合わせや依頼に応え支えてくださったみなさま、授業やゼミ等で関わった学生のみなさん・保証人の方々に、あらためて感謝申し上げます。現職では大学院まで含めた心理職養成に取り組んでおりますので、公認心理師や臨床心理士を目指す卒業生の方は、是非進学先の一つとしてご検討ください。またお会いできることを楽しみにしています。

人間健康学部 髙柳伸哉教授
別辞へ戻る
邦友会育英奨学金のご案内