resignation別辞

人間健康学部 藤沢真理子教授

南海トラフ地震に備えて

2017年4月から8年間愛知東邦大学人間健康学部で福祉と防災を担当しました。兵庫県から愛知県へ来て驚いたことは、市民の災害への関心の違いでした。兵庫県は1995年1月17日阪神・淡路大震災で大きな被害を受けました。震災から20年目の2015年はとくに多くの防災イベントが開催されました。2011年東日本大震災が起こった時には、地震の記憶がよみがえり調子が悪くなった人もいました。そのような地域では自治体や市民レベル等で多くの防災活動をしていました。2017年から愛知東邦大学で授業を始めた時に、学生たちから言われたのは「自分が生きている間は地震はこない」という自信にあふれた言葉でした。名古屋では名東区災害ボランティアの会で防災活動を続けてきましたが、最初のころ市民の災害への関心は低いようでした。しかし、2011年東日本大震災以降、毎年のように地震被害や水害が続き、2024年8月初めて南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。2025年2月に開催された名東区福祉祭りでは携帯トイレの普及啓発活動を行ったのですが、これまでになく多くの参加があり熱心でした。南海トラフ地震の備えとして、水や食料とともに、携帯トイレを備蓄してほしいと思います。また、建物の耐震化、家具の固定、感震ブレーカーの設置、津波の時は高い所へ逃げるなども重要です。自分と大切な人の命を守ってください。

人間健康学部
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